更年期

それは、ある日突然やって来ました。

 

2年前の秋、ちょうど今頃のこと・・・ちょっと風邪ぎみになり、耳鼻科へ行き風邪薬を処方してもらい飲んでいました。

昼前に、ものすごい睡魔に襲われ、眠くて眠くて・・・『風邪をひいていても、いくらなんでも、こんなに眠いのは、おかしい?』と、昼休みに少し横になりました。

 

目が覚めたら、世界がぐるぐる回っています。まるで、遊園地のコーヒーカップが上下左右に、しかもエンドレスに回っている様に目が回ります。もちろん、気持ち悪いし、どうしたらいいのか?わかりません。

 

トイレまでハイハイで行こうにも、『きゃあ〜!誰か、助けて〜!』という感じ・・・

 

手探りで携帯電話を操作し、主人に状態を話し耳鼻科へ連れて行ってもらいました。

 

耳鼻科の先生は、診察台で、私の体の向きを変える様に指示をされ、私の目を覗き込み『めまいが強くありますね。飲み薬を出します。更年期?少し早いけど、そうかもしれませんね。』と、話されました。

 

少し前から、『もしかしたら?更年期?』と思っていました。

 

元々、子どもの頃から皮膚が弱いので皮膚科に通っていますが、異様に背中がむずむずしたり、カァーっと暑くなり、急に冷えたり、だるかったり、眠かったり、生理不順(過去にはあまり乱れた事がなかったのに)等、いつもと違う体の変化がありました。

 

10年以上お世話になっている、皮膚科の女医さんに話したら、『ちょっと早いけど、更年期かもよ〜。気をつけてね。まぁ、はっきり症状が出たら、漢方薬もあるから、出してあげるわよ〜』と、言われていたからです。

 

母乳で、赤ちゃんの為に!と、食べていたから『体重』が落ちなかったのもあると思いますが、更年期も代謝を悪くし、体重コントロールが難しいそうです。

 

まさに、ダブルパンチみたいな気がしました。

 

夕方になると、体がとてもダルくて、重くて、動きたくなくなってしまいます。まるで、電池が切れかかっている、おもちゃのロボットのよう。

 

兄ちゃん達は、そんな私の姿を見て、『バッテリー、もう電池なくなったの?充電するのに時間がかかって、消耗は激しくて、マンガン電池かい?ダサいなぁ〜』と、冷たい目で見ましたが、料理を作るのを手伝ってくれました。

 

激しい『めまい』は何日かで、薬を飲みおさまりましたが、『次にいつ来るか?』とても不安で、車の運転もしばらくお休みました。

 

初めての『めまい』の時に車を運転していなくて、本当によかった。と、思いましたが、買い物や娘の保育園の送り迎え、仕事の伝票など主人にとても負担がかかり、大変申し訳なく思いました。

 

事務仕事をしようにも、なんだか、『ぽやんぽやん』と頭が落ちつかず、長時間は計算などできません。

 

文章を読んでも、何が書いてあるのか?分からず、何回も何回も読み、それでも理解できず『イライラ』しました。

 

『今、何をしようとしていたか?』とか、買い物をする物のリストを書いた紙を忘れ、思い出す事もできません。

 

このまま、『頭がバカ』になるのか?ととても、とても、不安になりました。

 

しかし、更年期の漢方薬を飲んでいくうちに、少しずつ体も軽くなって来て、頭も少しすっきりして来ましたが、頭の回転だけは、まだまだ『スローリー』で困っていました。

 

そんなある日、娘が『やって〜!』と、フラッシュカードを持って来ました。

 

英語の単語と絵が書いてあり、1枚1秒で読み、何枚もめくっていくものです。

 

始めは口が回りませんでしたが、何回も同じカードを読みました。そのうち、口が早く読み上げる事が出来る様になりました。

 

すると、長い文章も早く読め、理解できる様になりました。本を読んでいると、まるで横で誰かが高速で音読をしているみたいに読めます。内容もしっかり分かります。これには、『びっくり!』

 

やはり、『何歳になっても、人は訓練をすると、発達するものだなぁ〜。すごいなぁ〜。』と、思いました。

 

まだ更年期は続いていますが、『自分の体と上手く付き合うしかないな。』と、思っています。

 

 

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