子どもが何か『壁』にぶちあたると、態度が悪くなります。当たり散らしたり、『ど〜せ、俺が悪いんだろう?』と、自虐的になったりします。
まるで、うん十年前の『自分』を見ている様で、とても『胸が痛く』なります。(笑)
多分、そういう出来事はたくさん、たくさんあって、一つずつ、自分の『力』や『気持ち』で乗り越えて行かなければいけない物なのでしょう。
しかし、自分自身で『クリアー』して行かない事には、また、手をかえ、品をかえ、人をかえ、少し状況をかえ『同じ問題』が出て来てしまう様に思います。
まるで終わりのないベルトコンベア−の上に置かれた『ハードル』を越えるみたいなのだと思います。
本人は、『また、この問題かよ?』と、イヤになってしまいますが、端から見ていると、『あら〜?前回、乗り越えられなかったのねぇ。だから同じ問題なのよ〜。』と、思います。
本人は気付いていない事が多く、あきらめたり、途中で投げ出したくなる様で、更に態度が悪くなります。(笑)
一対一で懇々と話しをすると、意識が戻って来ます。
まだまだ十代には『シンドイ』事も多いと思います。『なんで、そんな簡単な事ができないのかな?』と、大人が思う事でも、『十代』にとっては、天変地異みたいな感じなのでしょうね。
ほんの少し、見方を変えると、『現状』が見えたり、『解決策』がわかったりするのでしょうが、なかなかそれが難しい・・・
親は横で、本人にとって『いい事』だと思い、いろいろ話したりアドバイスをしますが、本人は『うるさいなぁ〜、分かってるよ。』と、なかなか聞く耳をもてません。
今の状況を打開するには、相手を変える事ばかり考えずに、本人が気付き、本人の気持ちが変わらない事には、変化はおきない様です。
親も苦しいですが、子どもは多分、もっと苦しい・・・
しかし、『乗り越えられない試練は、目の前に来ない。』と、私は思っているので、『大丈夫、大丈夫。乗り越えられるわよ〜!』と、話しをします。
自分自身も、トラブルが起きると、『大丈夫、大丈夫、乗り越えられない試練は来ない。』と、自分にいい聞かせます。(笑)
そして、子どもは、ある日、突然!『ハードル』を『ぴょこんと』乗り越えてしまいます。
やっぱり、『子どもってスゴイなぁ〜?』って思います。
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